Subject:

OPEN-J 279【NYタイムズ やりました!】

Date:

Tue, 07 Jan 2003 13:30:38 +0900

From:

open-japan <open-j@peace2001.org>

To:

Open Japan <open-j@peace2001.org>

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★グローバル・ピース・キャンペーン★

OPEN-J BOOMERANG 279【NYタイムズ やりました!】

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■転載・転送・大歓迎■

■事務局から■

速報!

NYタイムズ1月6日、Aセクション(ニュースばかりの本体)17ページの

見開き右縦半分に『アメリカに真実を知らせる 意見広告』が掲載されました。

◆きくちゆみ◆

やったぜ、ベイビー!とってもうれしいニュースがNYから。

昨日1月6日、月曜日のNYタイムズ、

Aセクション(ニュースのメインセクションです)の17ページ、

右側に私たちの意見広告が掲載されました。

NYのIACの電話はなりっぱなしで、サラ・フランダーズは電話で、

「もうすべての電話に答えきれないぐらいだったわ。新聞を読む時間もなかった

のよ。でも、電話をくれた人が、新聞で見た、とみんな言うので、あ、広告が出

たんだ、とわかったの。日本のグローバルピースキャンペーンのみなさんにくれ

ぐれも私たちからの感謝の気持ちを伝えてください。」

と伝えてきました。

興奮した電話の中で、サラが一番うれしそうに言ったのは、この意見広告のおか

げで、平和活動家の中ではだれでも知っている『ワシントンDCとサンフランシ

スコで1月18日に行われる巨大な全米反戦デモ』が、一般市民にまで広く知れ

渡ったという言葉でした。

月曜日は広告マーケティング上一番良い日とされています。また、右側の一番上

はもっとも目立つ場所なんです。最高の日に、最高の場所に掲載になりました。

ありがとうございます。出発前の最高のプレゼントですね。

私たち家族は明日からサンフランシスコにむけて出発します。サンフランシスコ

の1・18デモでは、壇上にあがってスピーチすることも決まりました。

世界中が大切な『今』をむかえています。

日本からできることにご参加ください。

追伸:NYから意見広告の画像が届き次第、ウェブサイトにアップします。

サンプル:

http://www.peace2001.org/gpc/02gpc_main_nytimes.html

■広がりだした 人間の盾■

アメリカ出発前最後の私からのニュースです。

アメリカの退役軍人で湾岸戦争に従軍したケン・ニコラスがイラクの戦争を止

めるために、友人のクリスと「人間の盾」になりにイラク入りをする、一緒に

行く人はコンタクトを、とインディメデイアで呼びかけたところ、全世界から

ものすごい反響が。 http://www.indymedia.org

以下は、ケンからの1月4日のメールの要約です。

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  真実(T)・正義(J)・平和(P)の

            「人間の盾」アクション・アップデート

なんといったらいいのか、私はまったく勇気づけられました。たった3週間前、

僕と友人のクリスが、すべての理性的な限界を超えて行動せざるを得なくなっ

たのは、アメリカ政府が合法的手段を得ずに、世界中のどこの誰でも殺害する

権利があると発表し、攻撃されれば核兵器の使用を辞さないことを再確認した

からです。こうなったら、イラクへいって、一番最近の犠牲者たちとともにそ

こに立つしかない、と覚悟を決めました。他に誰も一緒に行く人がいなくても、

二人で行くと決めたのです。が、実際はそうならなかった。

TJP「人間の盾」アクションが今どうなっているかというと・・・。

この短期間の間でおこった反応は、驚くべきことです。私は今日、BBCと

CNNとロイターとトルコのNTV、そして世界各国のメディアからインタビ

ューを受けました。僕たちはプレスリリースなんてどこにも送っていないんで

す。この取材集中の現象は、すべてインディメディアに投稿したことから起こ

りました。

http://www.indymedia.org

このことは、世界中のこれを読んでいる活動家たちが知るべきことでしょう。

トルコのテレビのインタビューは20分間に渡り放映され、彼らは番組放映後

わざわざ僕に電話をしてきて、局に問合せの電話が殺到していることを教えて

くれました。おかげで、トルコにコンタクトがたくさんできました。そのすべ

てを訪問することは今となっては不可能ですが。

現時点ではすべての問合せに自分で答えることも不可能になってきましたが、

それでも大丈夫です。というのも、今私は「戦争を止める」という目的にコミ

ットした素晴らしい人々に囲まれているからです。彼らは、私がかつてハワイ

でダイビング・インストラクターとして雇ったいかなる人より、決意が固い。

本当に勇気がわいてきます。

先週はパシフィカラジオに出演したのですが、その後たくさんの人々から素晴

らしいメールを受け取り、オンラインで寄付までしてくれる人まで現れたので

す。なんともう500ドル以上集まっています。

寄付はこちらからできます:<http://www.uksociety.org/>

現在集まっているボランティアは、アメリカ、カナダ、オランダ、イギリス、

アイルランド、フランス、デンマーク、トルコ、ニュージーランド、オースト

ラリア、スイス、そしてハワイから僕!まだ始まったばかりだというのに。

僕たちの行動には世界の4つの撮影隊が同行取材し、BBCワールドはイラク

までの旅とその後の行動記録のために機材一式を貸してくれました。もしあな

たがヨーロッパにいるのなら、BBCのインタビューで僕たちのことを見るこ

とができます。

これを読んでいるすべての人に、このアクションのサポートを呼びかけます。

あなたのできるやり方で、サポートしてください。誰にでもできることがあり

ます。

Aloha and peace, ケン・ニコラス

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この手紙を訳し始めていたら、イギリスの手塚みどりさんから、こんなメール

をいただきました。なんというタイミング!

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海兵隊員として湾岸戦争の戦列に加わった退役米国軍人Kenneth Nichols が組

織するコンボイが、ヨーロッパを縦断したのちにバグダッド入りするようです。

このチームは10日にロンドンを発ち、アムステルダム、ブラッセル、パリ、

チューリッヒ、ミラノ、サラエボ、イスタンブールを通過し、24日ごろに

シリア経由でバグダッドに入る予定です。このチームは発電所や主要な橋、幹

線道路などで人間の盾となって行動するそうです。

「初めてあの地に行ったときに自分がしたことを謝りたい、それがまたあそこ

に戻る理由のひとつだ。イラク政府のためにするんじゃない、ただ戦争を止め

たいだけなんだ」と Nichols はインタビューに答えています。

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私はもうアメリカへ出発してしまうので、この行動へ自分が参加することはで

きませんが、日本からもし行きたい方がいましたら、彼らに直接コンタクトを

とって、ぜひ参加されてはいかがでしょうか。世界中の「戦争を止めたい」人

々とバスでイラクまで旅をするチャンスは一生に一度かもしれません。そして、

もし本当に戦争を止めることができたら、素晴らしいことです。

Kenneth Nichols へのメールは: mailto:uksociety@hotmail.com

Chris Smith へのメールは: mailto:chris@freedome.org

クリスには「日本からも問合せがあるかもしれないからよろしく」と伝えてあ

ります。グッドラック!

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★グローバル・ピース・キャンペーン★

OPEN-J BOOMERANG 264【アメリカに真実を知らせる 意見広告】

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◆きくちゆみ◆

■アメリカに真実を知らせる 意見広告■

http://www.peace2001.org/gpc/02gpc_main.html

60数年前、米国にとって悪の枢軸は日本でした。毎年、パールハーバーの日がくる

と、アメリカ中で「パールハーバーを忘れるな」という趣旨のイベントが行われ、ア

メリカ人の中には「卑怯なジャップめ」と軽蔑と憎しみの感情を新たにする人もいま

す。

カナダのNGOがアメリカの大量破壊兵器の査察に乗り出したり、ロシア・フランス・

ドイツ政府も、イラクへの武力攻撃には反対だったり、国際世論は米国の強硬姿勢に

「NO」の声を出し始めています。しかし、残念ながら、その声はなかなかアメリカ

人の耳には届きません。アメリカの主要メディアが大きく取り上げないからです。

アメリカ滞在中に、一般のアメリカ人に森住卓さんの写真を見せて、湾岸戦争で使わ

れた劣化ウラン弾の被害を説明しても、ほとんどの人が「こんなことが起こっている

なんて、聞いたことない」という反応で、アメリカがこんなことをするとはとても信

じられない、とショックを隠せない様子でした。無理もありません。アメリカで報道

されなければ、その事実はアメリカ人にとっては、なかったことと同じです。

そこで、対イラク攻撃が始まる前に、ニューヨークタイムズにもう一度意見広告を出

して、攻撃回避を訴えたいのです。

森住卓さんの『もうひとつの核戦争ー湾岸戦争の子どもたち』の笑顔の少女の写真と

"Addicted to War" (『戦争中毒』の英語原本)の表紙を前面に掲げ、この2冊が伝

える現実にアメリカ人の目を向ける広告を出します。

※『もうひとつの核戦争ー湾岸戦争の子どもたち』: http://www.morizumi-pj.com/

※『戦争中毒』の英語原本: http://www.addictedtowar.com

「イラク再攻撃にNO」というアメリカ市民の声はどんどん大きくなっていますが、

これを全米の世論にするために、アメリカの大新聞に意見広告を出すことは効果的だ

と思います。米国の議会や、国連代表部に森住さんの写真集を手渡す活動を通して実

感したのですが、イラクの子どもたちの写真にはアメリカ人の良心を呼び覚まし、行

動を変える力があります。

日本でも10月下旬から2週間かけて、衆議院と参議院のすべての議員716人に同

じ写真集が手渡されました。そのアピール力に接し、「この戦争はやっぱり止めなけ

れば」と決意を新たにした議員の中には、国会審議に反映させてくれた人も複数いま

した。

劣化ウラン弾の被害に遭いながらも明るく行きぬこうとしているイラクの子どもたち

を見たら、変わらないでいることはできません。

また、マンガ "Addicted to War"(『戦争中毒』)には、80年代のイラン・イラク

戦争時代にアメリカ自身が全面的に軍事支援して巨大化したイラクの軍事力を弱める

ためにアメリカが起こしたのが湾岸戦争であること、軍需産業や石油業界の利権のた

めに罪もない民間人を巻き添えにしてきた経緯などが描かれています。その事実を一

般のアメリカ人が知れば、戦争を食い止める力になる。アメリカの平和運動家たちは

そう確信しています。今回の意見広告で、そうした力のある "Addicted to War" が

効果的にプロモーションできると期待できます。

意見広告には費用がかかりすぎるという批判があります。今回はそうした意見にした

がい工夫しました。広告掲載日を指定しない方法で、しかも半面にすることで、前回

よりずっと安く約450万円で実現できることがわかりました。

100円からでも構いません。より多くの人に参加してもらって、達成しようと考え

ています。たとえば1万円を出す決心を450人がしてくだされば、達成できるので

す。5千円出せる人が900人集まれば意見広告が出せるのです。

攻撃開始が予想される1月中旬前には出したいので、それにはクリスマスまでに広告

費を支払わなくてはなりません。みなさんのお財布も苦しいと思いますが、この戦争

を許してしまうと、イラクのこどもたちはもっともっと苦しむことになります。なん

とか攻撃を回避させたい。どうか暖かいサポートをお願いします。

今回の意見広告は、10月26日の全米デモを組織して成功させたIAC(国際行動

センター)とA.N.S.W.E.R.との共同キャンペーンで、次回予定されている1月

18日のデモの宣伝と資金集めも兼ねています。

メインコピーは:

「CAN YOU LET MORE IRAQI CHILDREN DIE?」

(さらに多くのイラクの子どもたちを死なせることが出来ますか?)

昨年の意見広告キャンペーン、そして今展開中の『戦争中毒』を日米で広げるキャン

ペーンを経て学んだことは、アメリカ人の意識を確実に変えることができるのは、たっ

た1日の意見広告よりも、『戦争中毒』などの正確で優れた書物です。そこで、今回

の広告では一定額以上の寄付をIACにした人に対し、『戦争中毒』(10ドル)、

『湾岸戦争の子どもたち』(8ドル)、『Fire This Time』(20ドル)をプレゼ

ントするクーポンをつけることにしました。このやり方だと、デモのための資金(約

5万ドル=650万円かかる)集めと同時に、アメリカ人に届けたい内容の本を一緒

にプロモ−トでき、一石二鳥だからです。

会計報告はすべてオープンジャパンのホームページ上で公開します。匿名希望の方は、

通信欄に必ずその旨をお書きください。今日から2週間の短期決戦。

戦争を止めるなら今しかありせん。イラクの子どもたちに爆弾が降り注がないよう、

みなさんのお志をよろしくお願いします。

あなたが経済的に困難でも、お友達へ伝えていただけるだけでとても助かります。

郵便振替 00980−5−12290

口座名: オープンジャパン

*通信欄に「NYタイムズ2」と明記のこと

『戦争中毒』にも描かれいますが、米国は湾岸戦争以来、断続的にイラク空爆を繰り

返し、民間人を巻き添えにしています。でも今回の攻撃は湾岸戦争の数倍の予算が組

まれており、イラクの人たちや地球生態系へのダメージははかりしれません。また劣

化ウラン弾が使われたら取り返しがつかないことになるでしょう。始まる前に止めま

しょう。地球に生きるすべてのいのちのために。

もし万が一、期日までに450万円を越えて余裕がありましたら、サンフランシスコ

のフリーペーパー「The Bay Guardian」にも同じ内容の意見広告を出そうと考えてお

ります。足りない場合は、個人的に借金をして期日までに意見広告を出し、資金集め

を継続します。

◆きくちゆみ◆

みなさん楽しいクリスマスを過ごされましたか?

昨日朝10時、NYタイムズに提出する意見広告の原稿を広告代理店に送りま

した。申込金の200万円も振込みました。みなさまからの募金から100万

円、あと100万円は個人的に借金をしました。会計報告はこちら:

http://www.peace2001.org

これで、私たちの意見広告が1月3日から2週間以内にNYタイムズに掲載さ

れます。ニュースセクションの奇数ページ(右ページで目立つ)を希望してお

きましたが、それはラッキーだったら可能なことで、確約はされません。

掲載日は、1月3日以降で広告に空きのある一番早い日にちということで、あ

とは待つのみです。掲載されましたら、速やかにご報告しますね。NYタイム

ズを購読している方は、この広告を見たらぜひメールを下さい。

mailto:yumik@awa.or.jp

ここ数日殆ど眠らずに作業をしました。最後の最後になってアメリカのグルー

プからいろいろなアイデアや改正案が出されたからです。最終的なタイトルが

決定したのは、当日の朝8時ごろでした。もう本当にぎりぎりでしたが、より

よいものに仕上がりました。たくさんの方に助けていただきました。この場を

借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。

最終版は、こちらでご覧になれます。

http://www.peace2001.org/gpc/02gpc_main_nytimes.html

さて、もうひとついいニュース。アメリカの平和のための退役軍人会でも、こ

の意見広告の募金に本格的に乗り出してくれることになりました。オンライン

でクレジットカードで募金ができます。カードをお持ちの方は、よろしかった

らぜひお試しください。

http://www.veteransforpeace.org

ここから Donate lineをクリックします。

こちらからなら直接いけます。

http://www.donate.net/ccn/basket.asp?dept_id=590

10番目のボタン "Donate to Global Peace Campaign-VFP ad in New York

Times" を押してください。

残り350万円の借金をかかえたままの年越しとなりそうですが、今一度みな

さまのご支援をよろしくお願いします。

最終版の翻訳は、なるべく早くアップしますね。

まずはご報告まで。